ロスゼロブログ

カテゴリ一覧

食品ロスがお茶に?余った食材でお茶を作ろう!

公開日: 更新日:2024.01.09
食品ロスがお茶に?余った食材でお茶を作ろう!

野菜の皮を集めている


食品ロスは世界中で深刻な問題となっており、我々が捨てる食材の量は驚くべきものです。

しかし、余った食材を捨てずに利用する方法があります。

そのうちの一つが「食品ロスティー(食品ロスを利用したお茶)」です。


食品ロスティーのメリット

食品ロスティー

食品ロスティーは、食品廃棄物を有効に再利用するエコフレンドリーな方法で、数多くのメリットがあります。


1. 資源の有効活用

食品ロスティーは、本来捨てられてしまう食材や食品の残りを有効に利用します。

これにより、食材や資源の無駄を減少させ、地球の資源を節約します。


2. 環境への負荷軽減

食品ロスティーは、破棄される食材を使用するので、食品ロスの削減に寄与します。

そのため、焼却場などの施設負荷を低減することができます。また、食品廃棄によるメタンガスの放出も減少します。


3. コスト削減

食品ロスティーは、食材を有効に再利用するため、食品の購入コストを削減するのに役立ちます。

また、新しい食材を購入する必要が少なくなるため、家計にも優しい方法です。


4. 新たな発見や楽しみにつながる

食品ロスティーは、新しいレシピや料理のアイデアを試す素晴らしい機会です。

普段は捨ててしまう食材でも、お茶にすると美味しく飲めることがあります。また、余った食材を使ってお茶を作ることで、料理とは違った楽しみ方ができます。


5. 持続可能性への貢献

食品ロスティーは、持続可能なライフスタイルを実践する一環として、環境に対する個人の貢献を示す方法です。

食品廃棄物削減は、地球温暖化や環境汚染の軽減にも寄与します。
食品ロスティーを実践することで、個人と社会の両方に多くの利益がもたらされます。

食材の有効な再利用と環境への配慮を組み合わせて、持続可能な生活を実現しましょう。


食品ロスティーの作り方

煮込む


食品ロスティーの作り方は非常に簡単です。

以下は、基本的な食品ロスティーの作り方のステップです。


材料

- 食品ロス(野菜の皮、果物の皮、余剰の食材)
- お湯
- 好みの調味料(砂糖、ハチミツなど)


手順

1. 食材の収集
まず、食品ロスを収集します。
これには野菜や果物の皮、茎、余った野菜の部分、果実の残り、食材の端切れなどが含まれます。
食材ロスは新鮮でクリーンなものであることを確認し、古びたものや腐敗しているものは使用しないようにしましょう。

2. 洗浄と乾燥
収集した食材をよく洗い、汚れや農薬を取り除きます。
次に、食材を十分に乾燥させます。
野菜や果物の皮は特によく洗っておくことが重要です。

3. 茹でるまたは煮る
お湯を沸かします。
沸騰したお湯を使用することで、食材から栄養や風味を引き出すことができます。
食材をお湯に入れ、必要に応じて好みの調味料(塩や香草など)を加えます。

4. 煮出し
食材をお湯で煮出します。
時間は食材によって異なりますが、通常は10分から20分程度煮ることが一般的です。
食材が柔らかくなり、風味や色がお湯に移ったら十分です。

5. 濾す
煮出した食材を取り出し、お湯を濾します。
濾したお湯が食品ロスティーとなります。
食材を濾す際、食材のカスが残らないよう注意しましょう。

6. 楽しむ
食品ロスティーは、熱いままでも冷たいままでも楽しむことができます。
必要に応じて砂糖、蜂蜜、レモン、シナモン、ジンジャーなどの調味料を加えて風味をアップさせることもできます。

この食品ロスティーの作り方を実践することで、余剰食材を有効に利用し、持続可能な生活を実現できます。

食材を捨てる前に、食品ロスティーを試してみてください。


食品ロスの活用アイデア

野菜ジュース


食品ロスを楽しむためのアイデアは無限大です。
余剰の食材や食品ロスを有効に再利用することで、美味しい飲み物や料理を楽しむことができます。

以下は、食品ロス活用のアイデアのいくつかです。


1. 野菜の皮とスクラップのスープ

野菜の皮や切り落としを保存し、スープのベースとして使用します。

これに必要な野菜の皮や切り落とし、香味野菜を鍋に入れ、水を加えて煮出します。

煮立ったら、こしょうやハーブで調味し、美味しいスープが完成です。


2. 果物の残りからフルーツティー

果物の皮や果肉の余りを使用して、フルーツティーを作ります。

オレンジ、レモン、リンゴの皮などを煮出し、ハチミツやシナモンで風味をプラスします。

熱いまま飲むか、冷やしてアイスティーにして楽しむことができます。


3. 野菜の端切れでジュース

野菜の端切れや余りをジューサーで絞って新鮮な野菜ジュースを作ります。

キャロットジュース、セロリジュース、ビートジュースなど、お好みの野菜を組み合わせて栄養たっぷりのドリンクを楽しめます。


4. パンくずからパン粉

古くなったパンを乾燥させてパンくずを作り、それをさらにハーブや調味料と混ぜてパン粉を作ります。

これを使って揚げ物やパン粉焼きを調理し、サクサクとした食感を楽しめます。


5. 果物のピールでドライフルーツ

果物の皮を薄切りにして、オーブンや太陽で乾燥させてドライフルーツを作ります。

これにより、無駄なく果物の風味を楽しむことができます。


6. 余剰のコーヒーでコーヒーフローズン

余ったコーヒーを冷まして、製氷皿に流しいれて、冷凍庫で凍らせるとフローズンコーヒーができます。

好みで冷ます前にミルクや砂糖を入れたり、フローズンにミルクやシロップを加えて自分好みにカスタマイズしましょう。


まとめ

お茶を入れている人


食品ロスは社会的な問題ですが、余った食材を捨てる代わりに食品ロスティーを作ることで、食材の無駄を減らし、環境への負荷を軽減できます。

さまざまな食材を利用して、お茶を楽しむことで、持続可能な食生活の一環として貢献しましょう。

また、食品ロスティーは味わい深く、栄養価も高いので、美味しさと健康を同時に享受できます

是非、試してみてください。



参考レシピ:スパイスティーハーブティーフルーツティー

 




ロスゼロブログ一覧へ

この記事を書いた人

中山

地球を愛する料理研究家であり、SDGsと食品ロスに情熱を傾けるライターです。食品ロス削減を通じて、環境保護と健康的な食生活の両立を促進し、持続可能な社会の実現を目指しています。趣味は家庭菜園。

監修者

文 美月

株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は運動と長風呂。