食材の余りを最大限に活用し、味わい深い一品を作るのがロスゼロレシピの魅力。
今回は、野菜の端や皮から取れるベジブロスを基に、豆やとうもろこしを活かしたご飯のレシピを紹介します。
ベジブロス(野菜出汁)
ベジブロスとは
いままで捨てていた野菜の皮や芯から野菜の旨味と甘みたっぷりの出汁が取れるってご存知でしたか?
ベジブロスとは、野菜の皮やヘタ、芯などを煮出して作る出汁です。語源は英語で、ベジタブル(野菜)とブロス(出汁)を組み合わせた言葉です。
ベジブロスは、本来なら廃棄する野菜の皮や芯などを余すことなく有効に使い、野菜に含まれる豊富な栄養素を取り入れることができます。
また、ベジブロスは、冷蔵庫で数日間は持つので、カレーやスープ、お茶などさまざまな用途で利用できます。
最後まで全部使い切る「MOTTAINAI」精神で使い切りましょう。
※京都弁では「始末する」といいます
ベジブロスの取り方
【材料】
ジャガイモの皮
人参の皮
玉ねぎの皮
キャベツの芯
レンコンの皮
セロリの根本や葉っぱ
ネギの根本
【作り方】
野菜の皮をボウル一杯分くらい集める(冷凍保存出来ます)
材料ををお鍋に入れて全体が被るくらい水を入れる
沸騰したら弱火にして、30分~1時間ほど煮込む(アクはとります)
ザルやキッチンペーパーで漉します
煮物やスープに
ベジブロレシピ
野菜は捨てるところがありません。
サヤや芯もいいお出汁が出るべジブロス!
捨てずに一緒に使ってみてください。
サヤと炊いちゃう「豆ごはん」
サヤのもつ独特の香りと旨味で
彩り豊かな豆ごはん。
【材料】
米 カップ2
うすいえんどう 約150g(豆のみ)
うすいえんどうの皮 捨てません
塩 小さじ1/2
酒 大さじ2(なくてもOK)
【作り方】
サヤを水洗いしてから豆をはずし
サヤも一緒に炊きます。
炊けたらサヤを出してからご飯を混ぜる。
お茶碗によそったら出来上がり。
芯も一緒に炊いちゃう「とうもろこしご飯」
芯の旨味でコク深い
トウモロコシご飯を格上げ!
【材料】
とうもろこし 1本
とうもろこしの芯 捨てません!
塩 小さじ1/2
酒 小さじ1(無くてもOK)
【作り方】
とうもろこしの粒をはずします。
(コーンピーラーや包丁を使うと早いです)
芯は炊飯器に入るサイズに折るか切っておきます。
研いだお米を炊飯器に入れ水をいつもの水より少し多めに入れます。
とうもろこしの粒、芯をいれ、塩と日本酒を入れて炊飯します。
炊き上がったら芯を取り出してからご飯を混ぜます。
お茶碗によそったら出来上がり!
お好みでバター醤油を後乗せしても美味しいですよ♪
ベジブロスを使ったレシピは、食材の魅力を最大限に引き出しながら無駄を減らす絶妙な方法です。
毎日の食事に、このサステナブルで美味しいアイディアを取り入れて、食材との新しい関わり方を発見しましょう。