厚揚げは、豆腐を油で揚げた食品で、炒め物や煮物などによく使われます。
しかし、厚揚げの賞味期限はどれぐらいなのでしょうか?
賞味期限切れの厚揚げは食べられるのでしょうか?
この記事では、厚揚げの賞味期限や保存方法、傷んだときの見分け方や対処法について詳しく解説します。
厚揚げは安くて栄養豊富な食品なので、上手に保存して美味しく食べましょう。
厚揚げの賞味期限とは
厚揚げは、豆腐を油で揚げた食品で、炒め物や煮物などによく使われます。
厚揚げは、パッケージに賞味期限や消費期限が表示されていることが多いですが、それらの意味や目安を正しく理解していますか?
賞味期限とは、食品が品質や風味を保って美味しく食べられる期限を示したものです。
賞味期限が過ぎても、食品が傷んでいなければ食べることができますが、品質や風味は劣化している可能性があります。
消費期限とは、食品が安全に食べられる期限を示したものです。
消費期限が過ぎたら、食品が傷んでいても見た目やにおいではわからない場合があります。
そのため、消費期限が過ぎたら食べない方がよいとされています。
厚揚げの場合、パッケージに賞味期限が表示されているものが多く、一般的には3~4日程度とされています。
しかし、メーカーや製造方法によっても異なりますし、保存状態や気温によっても変わります。
また、豆腐屋さんなどでパッケージされていない厚揚げを購入した場合は、1~2日程度とさらに短くなります。
業務用では冷凍厚揚げも販売されており、賞味期限は1ヶ月程度です。
厚揚げの賞味期限切れでも使える?
厚揚げの賞味期限切れでも使えるかどうかは、厚揚げの状態を確認することが大切です。
以下では、厚揚げの賞味期限切れ後の状態と対処法について紹介します。
賞味期限切れ1~2日後
賞味期限切れ1~2日後の厚揚げは、見た目や匂いに変化はなく、まだ美味しく食べられる可能性が高いです。
ただし、保存状態や気温によっても異なりますし、メーカーでは賞味期限内に食べることを推奨しています。
そのため、使用する前に必ず傷んでいないかチェックしましょう。
傷んでいなければ、調理方法によっては風味や食感を向上させることもできます。
例えば、
- 油抜きをするとさっぱりとした口当たりになります。油抜きの方法は、厚揚げを薄く切って熱湯にさっと通すか、レンジで加熱して油を吸い取るかのどちらかです。
- 焼くと表面がカリッとして香ばしくなります。焼く方法は、フライパンやオーブンで両面を焼くか、トースターで焼くかのどちらかです。
- 煮ると味がしみ込んで柔らかくなります。煮る方法は、出汁や調味料と一緒に煮込むか、味噌汁やカレーなどのスープに入れるかのどちらかです。
賞味期限切れ3~5日後
賞味期限切れ3~5日後の厚揚げは、見た目には変化がないものの、酸っぱい匂いや味がしてきてしまう可能性があります。
これは、厚揚げに含まれる水分やタンパク質が細菌や酵素の作用で分解されているためです。
この状態の厚揚げは、傷んでいると言えます。
傷んだ厚揚げを食べると、食中毒や腹痛などの症状を引き起こす恐れがあります。
そのため、賞味期限切れ3~5日後の厚揚げは、食べない方がよいでしょう。
もし、匂いに気づかずに調理してしまった場合は、口にしたらすぐに吐き出しましょう。
賞味期限切れ1週間以上後
賞味期限切れ1週間以上後の厚揚げは、表面にぬめりやカビが発生している可能性が高いです。
これは、厚揚げに含まれる水分やタンパク質が細菌や酵素の作用で分解されているだけでなく、カビや酵母などの微生物が繁殖しているためです。
この状態の厚揚げは、腐っていると言えます。
腐った厚揚げを食べると、食中毒やアレルギーなどの重篤な症状を引き起こす恐れがあります。
そのため、賞味期限切れ1週間以上後の厚揚げは、絶対に食べないでください。見た目に変化があることからもわかりますが、このような厚揚げはすぐに処分しましょう。
厚揚げの正しい保存方法
厚揚げを長持ちさせるためには、正しい保存方法を知っておくことが大切です。
以下では、常温・冷蔵・冷凍での保存方法について紹介します。
常温保存
常温保存は、厚揚げを最も早く傷ませる方法です。
夏場なら数時間で傷んでしまうこともあります。
そのため、常温保存は避けるようにしましょう。
もし、買ってきた厚揚げを常温で放置してしまった場合は、早めに冷蔵庫に入れてください。
冷蔵保存
冷蔵保存は、厚揚げを消費期限や賞味期限内に使う場合の基本的な方法です。
冷蔵庫の中でもチルド室に入れるとより長持ちします。
未開封であればパッケージのまま保存できますが開封した場合は、水にさらして水切りをした後、保存容器に入れて冷蔵庫に入れます。
保存容器には、水や酢水を入れるとより長持ちします。
冷蔵保存の場合は、賞味期限や消費期限を目安にして早めに使い切りましょう。
冷凍保存
冷凍保存は、厚揚げを長期間保存する場合のおすすめの方法です。
冷凍庫の中でも-18℃以下の低温で保存するとより長持ちします。
未開封であればパッケージのまま冷凍できますが、開封した場合は、水にさらして水切りをした後、ラップやジップロックなどに入れて空気を抜いてから冷凍します。
冷凍保存の場合は、1ヶ月程度が目安ですが、品質や風味は劣化している可能性があります。
冷凍した厚揚げを使うときは、自然解凍するか、レンジで解凍するかのどちらかです。
自然解凍の場合は、冷蔵庫で数時間かけて解凍します。
レンジで解凍する場合は、500Wで1分程度加熱します。
解凍した厚揚げは、油抜きや焼くなどの調理方法で風味や食感を改善できます。
まとめ
厚揚げの賞味期限は3~4日程度ですが、保存状態や気温によっても変わります。
賞味期限切れでも使えるかどうかは、厚揚げの状態を確認することが大切です。
傷んだり腐ったりした厚揚げは食べないようにしましょう。
厚揚げを長持ちさせるためには、冷蔵保存や冷凍保存がおすすめです。
調理方法によっても風味や食感を向上させることができます。
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