メタンガス(CH4)

公開日: 更新日:2024.06.26

メタンガス(CH4)は、炭素と水素から構成される最も単純な炭化水素で、無色無臭のガスです。主に自然界において生物学的プロセスによって生成されるほか、化石燃料の採掘や有機物の嫌気的分解からも発生します。地球上で二番目に多い温室効果ガスとして知られ、その温暖化ポテンシャルは二酸化炭素の約25倍とされ、気候変動に大きな影響を与える要因となっています。

メタンは、湿地や沼地、家畜の消化器官(反芻動物のゲップによる排出)、埋立地、稲田など、多様な自然環境及び人間活動に関連する場所から排出されます。また、天然ガスとしても知られ、エネルギー源として広く利用されています。エネルギー産業においては、燃焼時にCO2と水に変化し、エネルギーを放出しますが、漏れ出たメタンが大気中に放出されることで環境問題を引き起こすこともあります。



性質

  • 分子式:CH4
  • 沸点:-161.5℃
  • 凝固点:-182.5℃
  • 溶解度:水、エタノール、メタノールなどに溶ける
  • 密度:0.657 kg/m³(0℃、1気圧)
  • 引火点:-18℃
  • 爆発下限:5%
  • 爆発上限:15%


もっと知りたい方はこちらから検索!

ロスゼロ辞典トップに戻る