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SDGsとは何か?~17.パートナーシップで目標を達成しよう!~

公開日: 更新日:2023.06.30
SDGsとは何か?~17.パートナーシップで目標を達成しよう!~

 

 

こんにちは、広報の山口です。

 

今回はSDGsシリーズ最後の目標となる17番目の内容をお届けします!

 

これまでのシリーズいかがでしたか?

ブログの最後にこれまでのSDGsシリーズをまとめているので気になる項目があればぜひのぞいてみてください😊

 

さて、17番目の目標は”パートナシップで目標を達成しよう”です。

 

パートナーシップとは”提携”または”協力”という意味で国内、国外問わず協力してSDGsを一緒に目標達成しようというもの。

 

コロナ禍のなかで人と会うことが制限されるなか、人や国とのつながりの大切さを再認識されました。

 

マスクやワクチンなどの供給面を見ても、国と国との連携を感じますね。

 

 

今回のテーマはずばり”つながり”。

 

 

海外とのかかわりの中でも開発途上国✖日本重点を置いて見ていきましょう!

 

途上国に暮らす人は世界人口の約8割。

世界196か国のうちおよそ146か国が開発途上国といわれています。

(例えばミャンマー、カンボジア、タイetc/2014~2016のデータ)

(どうなってるの?世界と日本-私たちの日常から途上国とのつながりを学ぼう/JICA)

 

 

では、日本と途上国とのつながりは??

 

例えば貿易、そして国の発展支援

 

他にもたくさんありますが今回はこの2つをピックアップしてお伝えしたいと思います!

 

まずは貿易から見てみましょう👀

収穫後の畑とトラクター

 

 

貿易

日本は食糧やエネルギーなどの海外依存度が高い国として知られており貿易大国なのです。

 

そのことを表す一つの数字として、こんなランキング(2019)があります👉

世界の輸入額 ・輸出額国別ランキングの表

(世界の輸入額輸出額国別ランキング・推移)

 

世界100か国以上と比べると日本の貿易輸入額・輸出額どちらも上位にあり、私たちが普段使っているモノは世界各国から入ってきているモノだということがわかります。

 

スーパーでもアメリカ産や中国産の表記をあたりまえに見かけますよね🍊

 

日本は海外からの輸出入が多いことがわかりましたが、今回のテーマである途上国から日本への輸入の推移を見てみましょう。

 

貿易統計

(財務省「貿易統計」に基づき作成)

 

グラフは右肩上がりに上昇しており、新興国からの輸入比率は48.7%(2008年)。

 

輸入の半分近くは途上国から輸入しているということになります。

 

途上国から見て輸出のメリットは国内の何倍もの市場を獲得できること。

 

日本の輸入のメリットは、日本で生産すると高くなってしまう製品を海外から輸入すると安価で手に入れることができるなどがあります。

 

 

日本と途上国は互いに支えあっているということがわかりますね😊

 

 

輸入品目としては、

・テレビゲーム

・組物材料(わらなどの組み合わせに適する材料)

・コーヒー、茶

・傘 

・自転車 などさまざま

 

テレビゲームの99.8%は途上国からのものというデータもあります😲

 

ひぇ~全然知りませんでした。

 

自分の身の回りのモノがどこから来ているのか調べてみると面白いかもしれません✨

 

(途上国の割合が高い輸入品目)

 

プチトマトを持っている

 

②支援 

そして貿易でのつながりのほかにも、日本は積極的に国の発展支援を行っています。

 

例えば農業を見てみましょう。

 

途上国の約75%が農業を営んでいますが、農耕は気候変動など気象の影響も受けやすいのです。

 

農業の日本の取り組みについてのイラスト

(農業開発 日本の取組/外務省)

 

そこで日本はこんな支援をしています。

 

①変化の影響を受けやすい農村部の貧困層に安定的な食料提供

 

・食糧援助

・飢餓など食糧問題の原因の除去、予防

 

 

②気象の影響を受けている場所に企業が参入し情報提供

 

例えば、

・品種開発

JICAは、

「ネリカ(収穫量が多く乾燥や病気に強い品種の総称)」

という米の品種の普及を行っています。

 

・農業の生産開発に必要な政策の立案

エチオピアやインドネシアで

極端な干ばつなどが増加した場合、

事前に定めた条件をクリアしていれば

一定額の保険金が支払われる仕組みの作成をしています。

(農業開発/農村開発 | 事業・プロジェクト - JICA)

 

 

四つん這いの赤ちゃん

 

現在、世界で2.2億人が栄養不足であるといわれています。

 

日本は持続可能な農業生計のために、FAO(国連食糧農業機関)へ支援を行い、各国で40のプロジェクトを進めています。

 

食糧問題は世界中で大きな課題となっていますから、その土地に合った品種の開発などが広く普及してほしいです🌱

 

(日本政府はFAOに対する多大な追加支援を決定/FAO)

 

 

さらにさらに日本はこんな支援もしています✨

その名も”フードバリューチェーン”

 

ん?ん?🤔

フードバリューチェーン?

 

難しそうな横文字です。

(何かの技の名前のよう(笑))

 

フードバリューチェーンとは、

生産から製造、加工、流通、消費に至るまで商品が

本来持っている価値にプラスαを付け加えること。

 

グローバル・フードバリューチェーンの説明図

(グローバル・フードバリューチェーン(GFVC)推進官民協議会/農林水産省)

参考 https://www.maff.go.jp/j/kokusai/kokkyo/food_value_chain/attach/pdf/plan_gaiyou.pdf

 

具体的にベトナムの例をみてみましょう👀

 

まずベトナムの農家が抱えている問題を整理します。

①農産物の選別がされていない

②冷凍ものを蓄える施設がないため野菜が傷んでしまう

③安全性が不確かなため野菜が高く売れない

 など、、、

 

そしてベトナムを助けるフードバリューチェーンがこちら👉

 

・生産‥

 ベトナム北部に適したイネの新品種を開発し栽培面積を拡大。

→2016年は約400haだったのが2017年には700haに!

 

・製造加工‥

 JICAが選果機(作物を重量別に選び分ける機械)を導入。

 

・流通‥

 民間の取り組みとして冷蔵倉庫の建設や

 低温流通体制構築に向けた投資の促進。

 

・消費‥

 日本食レストランの出店。(すしや一人鍋専門店など)

 

(グローバル・フードバリューチェーン戦略の 推進について/農林水産省)

 

 

玉ねぎの入った袋を子供と開けている

 

このように日本の持つ知識や技術を開発途上国と共有することで、今まで以上に生産規模の拡大をめざしています。

 

また日本食レストランなどを出店することで日本の良さも知ってもらうことができますね😊

 

SDGs達成を目指すことは、国内はもちろんのこと、国外もさらなる発展を成し遂げるということなのですね!

 

私もよりハッピーな社会へ何か力になれるように興味のあることから学び・挑戦していこうと思います🔥

 

 

SDGs17番目の目標は

パートナシップで目標を達成しよう

ですが、

SDGsを語るうえで欠かせない

だれ一人取り残さない”を達成するため、自国だけでなく他国と繋がることでどちらの国もwin-winでより良い社会を築いていくことができます。

 

あなたができる、SDGsアクション、考えてみてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございます😊

 

 

SDGs関連ブログはこちら👉

 

1.貧困をなくそう

2.飢餓をゼロに

3.すべての人に健康と福祉を

4.質の高い教育をみんなに

5.ジェンダー平等を実現しようpart1

5-2.ジェンダー平等を実現しようpart2

6.安全な水とトイレを世界中に

7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに

8.働きがいも経済成長も

9.産業と技術革新の基盤をつくろう

10.人や国の不平等を無くそう

11.住み続けられる街づくりを

12.作る責任、つかう責任

13.地球温暖化に具体的な対策を

14.海の豊かさを守ろう

15.陸の豊かさも守ろう

16.平和と公平をすべての人に

 

 

 

 

 

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この記事を書いた人

中角

関西学院大学総合政策学部卒業。
カンボジアの現地企業にて、ゼロウェイスト関連の仕事に従事したのち、ロスゼロの広報担当として社内のことやSDGsについて発信しています。
趣味は犬と戯れること。

監修者

文 美月

株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は運動と長風呂。