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新たにスタートした「デコ活」【vol.1】身近な暮らしから脱炭素社会にシフトチェンジ

公開日: 更新日:2024.10.16
CO2ZERO のイメージ

環境に優しい活動である「デコ活」をご存知でしょうか

私自身、エコに繋がる事が好きで食品ロス削減や節電などに取り組んでいますが、デコ活で様々なエコアクションやお得な情報を知って、より多くの人に知らせたいという気持ちが高まりました。

先程デコ活宣言もしたところで、より多くの人の行動を変える力になりたいとの想いから、今回からデコ活アクションを実践を交え、少しずつ紹介していきたいと思います。


デコ活

デコ活とはのページ

デコ活とは?

『デコ活』とは、環境省よりスタートした「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」の愛称です。二酸化炭素(CO₂)を減らす脱炭素(Decarbonization)と、環境に良いエコ(Eco)を組み合させた"デコ"な活動・生活を意味しています。


デコ活が始まった背景

地球温暖化や資源の枯渇が懸念される現在、具体的に人々の行動変容を促すことを目的に、2022年10月に環境省により『デコ活』が提言されました。

2050年のカーボンニュートラル*1、2030年の脱炭素化目標*2 の達成に向けて、国民全体の意識と行動を変えるために環境省は『デコ活』を推進しています。

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*1 地球温暖化対策の目標の一つで、温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること。
*2 2013年度比で温室効果ガスを46%削減すること。2023年は 2013年度比で16.9%削減しています。
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デコ活は、生活や活動の分野を大きく7つに分けて、具体的なアクションを提示しています。

つ目は、太陽光発電や断熱など家の外における住環境です。
つ目は、LED、エコ家電、節水など家の中における住環境です。
つ目は、クールビズ・ ウォームビズ、 サステナブルファッションなどの衣服です。
つ目は、地産地消、適量購入や食べきり、ごみの削減や分別などの購買です。
つ目は、テレワークなど仕事における分野です。
つ目は、電気自動車の購入や、環境負荷がより少ない移動手段の選択など、移動の分野です。
つ目は、インセンティブ(動機付け)や教育を通じて行動変容を後押しする情報の分野です。

これらは、くらしの10年ロードマップで詳しく確認できます。

デコ活ロードマップのスコープ

デコ活宣言しよう!

デコ活ロゴ

デコ活のサイトでは、デコ活宣言ができ、宣言をするとデコ活ロゴをダウンロードできます。

デコ活宣言とは、以下の1)、2)のいずれか、または両方のデコ活に取り組むことを宣言するものです。

1)脱炭素につながる製品、サービス、取組展開を通じて国民の彩り豊かな暮らし(デコ活)を後押しします!
2)日々の生活・仕事の中で、デコ活(脱炭素につながる豊かな暮らし)を実践します!

私は、個人用で宣言をしましたが、企業、団体、国や自治体も宣言を行っており、サイトで紹介されています。


今回のアクション紹介

しんきゅうさんページ

今回ご紹介するのは、デコ活の家の中における住環境の分野に含まれる「しんきゅうさん」です。


「しんきゅうさん」とは

しんきゅうさん」とは、古い家電を新しいものに買換える効果をわかりやすく見せてくれる省エネ製品買換ナビゲーションです。冷蔵庫からエアコンまで新旧の家電を製品ごとに比較できます。

比較内容は、年間消費電力量や電気代、年間CO2排出量などです。


「しんきゅうさん」に取り組んでみた!

我が家の冷蔵庫は20年以上使用しているため、買い替えによってどれ位の節約と省エネ効果があるか検証してみました。

しんきゅうさん かんたん比較

わたしが今回使ったのは、かんたん比較です。

今の製品、購入予定製品

まず、今使っている製品の購入年や容積を入力します。我が家の冷蔵庫は、メーカーと製品の種類が選べませんでした。

今使っている製品の入力画面

続いて購入予定の製品を入力します。
我が家の冷蔵庫は容量が395Lであった為、同じメーカーで容量が近い403Lの製品を選んでみました。

購入商品の入力画面

比較項目は、年間消費電力量電気代年間CO2排出量や、スギの木に換算した年間CO2吸収量です。

新旧比較結果

年間消費電力量電気代年間CO2排出量はどれも、半分以下に減少することが分かりました!

20年以上も新しい製品になると、かなり省エネ効果が変わることが分かりますね。
結果によると、電気代は年間に約1〜1.4万円の削減になるため、購入予定で入力した製品は約20万円でしたが、14〜20年ほどで元が取れる計算になりました。
電気代は、燃料の高騰や、再エネ賦課金の値上げ*3 など様々な要因で上昇傾向である為、省エネ製品を使えば、もっとお得になる可能性もありますね。

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*3 再生可能エネルギー発電促進賦課金の略称:電力会社が再生可能エネルギーで作られた電気を買い取るための費用として、電気を使用する企業や家庭などが電気料金の一部として負担している料金です。2012年7月から再生可能エネルギーの普及促進を目的として始まっています。
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見える冷蔵庫で食品ロス削減も!

冷蔵庫の中身

以前から気になっていたI社の中身が見える冷蔵庫でも、今使用している冷蔵庫と比較してみました。

今の製品と中身が見える冷蔵庫の比較結果

容量が約390Lから、約450Lに増えたのにも関わらず、電気代はかなり抑えられることが分かりました。
また、冷蔵庫の中身はスマホで見ることができ、外出時に必要なものだけ購入することで、食品ロス削減や節約などサステナブルな生活に繋がります。

機会があれば、このようなIoT*4 を使った最新の冷蔵庫についても今後紹介してみたいと思います!

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*4 Internet of Thingsの略称:従来インターネットに繋がっていなかったモノがインターネットに接続されている状態
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買い替え時に補助金もチェックしよう!

補助金イメージ

実際、省エネの冷蔵庫への買い替えを家族に提案したところ、在住の横浜市ではエコハマ(横浜市エコ家電応援キャンペーン)第2弾が今年の12月26日まで実施中ということが分かり、本格的に買い替えを検討することになりました!

調べてみると、省エネ性能など補助金対象に条件がありますが、様々な市区町村で省エネ家電促進補助金制度が実施されているので、買い替えの際はぜひチェックしてみてください!


「しんきゅうさん」を使ってみよう

今回、「しんきゅうさん」を使ってみて、どれくらい電気代を節約できて、CO2の削減ができるのか視覚的に分かりやすく、家計にも環境にも優しい選択ができるきっかけになると感じました

新旧の冷蔵庫を比較して、省エネ製品の買い替えで、省エネかつ節電になると顕著に分かったので、省エネ製品に買い替え、長期的に家計にも社会にも、良い選択をしたいと思いました。

ぜひ家電の買い替えをご検討中の方には、「しんきゅうさん」を利用してみてほしいと思います!





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この記事を書いた人

島田

東京農業大学農学部デザイン農学科在学中。
大学では、生物や食の力を活用したSDGsについて学び、食への関心から、学内外でフードロス削減活動に取り組んでいます。
趣味はアレンジ料理とアウトドアです。

監修者

文 美月

株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は運動と長風呂。