パセリ食べる?食べない?
パセリ本舗 美人企画によると、付け合わせのパセリを食べる人は約43.8%と言われています。
半数近くの人が食べているという結果でした。
食べる派の声としては、「栄養があるから」。食べない派の理由としては、「飾りのイメージだから」「味が苦手だから」「匂い・青臭さが苦手だから」等の声が挙げられました。
今回はパセリを食べるべき驚きの栄養効果についてご紹介します!
パセリの栄養成分
パセリはその小さな葉からは想像もつかないほど、ビタミンとミネラルが豊富に含まれています。
ビタミンK、ビタミンA、ビタミンC
パセリは栄養価が高く、ビタミンK、C、Aを豊富に含んでいます。これらのビタミンは、骨の健康を支え、免疫システムを強化し、皮膚や目の健康を保つのに役立ちます。また、鉄分も含まれており、赤血球の形成を助けます。
これらの栄養素を少量のパセリで摂ることができるという意味ですごくコスパの高い野菜といえるかもしれません。
特にビタミンKは、同量のほとんどの食物と比べて圧倒的に多く含まれており、たった一束で一日に必要な量をカバーすることが可能です。
ビタミンCは抗酸化作用があり、免疫力の強化や美肌効果に寄与します。
また、ビタミンAは視覚や皮膚の健康に必要で、免疫機能を強化する働きもあります。またビタミンAの抗酸化作用は、老化防止や皮膚の健康維持に役立ちます。
これらの成分を手軽に摂取できるパセリは、食生活に取り入れるべき食材と言えるでしょう。
カリウムとカルシウム
パセリが持つ健康への影響は、カリウムとカルシウムの存在によるところが大きいです。
カリウムは血圧を正常化し、心臓疾患の予防に役立ちます。
また、カルシウムは骨や歯を強くするだけでなく、神経の働きを正常に保つ役割もあります。
アピオール
パセリに含まれるアピオールという成分は、その香りの原因であり、同時に多くの健康効果を持っています。
アピオールは消化を助け、腸のガスを減らす効果があります。
また、抗菌性を持ち、体内のバクテリアバランスを整える助けとなります。
抗不安作用があるともされており、イライラや不安などの精神的な不調を和らげ、精神を安定させる効果が期待できますが、即効性はありません。
パセリの効果・効能
パセリにはさまざまな栄養素が含まれており、豊富な効果、効能があります。
健康と美容に対するパセリの効果
パセリは女性にとって重要な鉄分が豊富に含まれています。鉄分は貧血の予防に有用であり、エネルギーの生成にも大きく寄与します。
ビタミンCも多く、これにより鉄の吸収が促進されるとともに、美肌効果や免疫力の向上が期待されます。
特に女性は生理周期によって鉄分が失われがちであるため、パセリの摂取は非常に有益です。
パセリの消化促進効果と内臓への影響
パセリには消化促進効果があり、特に胃腸の活動を高める作用があるとされています。その理由は、食欲を促進する精油成分アピオールが含まれているためです。
加えて、利尿作用もあり、これによって体内の余分な水分と塩分が排出され、むくみの予防が可能です。
また、肝臓に対する良い影響も研究されています。抗酸化作用のあるビタミンCやフラボノイドが肝臓の解毒作用をサポートします。
パセリの摂取による口臭予防
新鮮なパセリの香りには口臭予防の効果があります。この作用は、抗菌作用の強いクロロフィルによるもので、口内の細菌増殖を抑制し、口臭を和らげます。
また、パセリに含まれるストレス軽減成分であるビタミンB群も、口臭の原因となるストレスを減らす助けとなります。
パセリを使ったデトックスの科学的根拠
パセリには抗酸化成分が豊富に含まれています。特にビタミンCとカロテノイドは、体内のフリーラジカルを減少させる作用があります。
更に、クロロフィルには体内の重金属排出を助けるという研究結果もあります。消臭作用や抗炎症作用もあり、全体的に体内環境を整える効果が期待されます。
デトックスにはバランスの良い食事とともに、パセリの摂取が有用とされています。
1日の摂取量とリスク
必要なパセリの日常的な摂取量
パセリは少量でもその栄養価が高いため、一日に推奨される摂取量は大さじ1杯(約15g)程度とされています。
大さじ一杯でも、ビタミンKの一日必要量の約120%が含まれています。
ただし、過剰摂取による影響を避けるため、個々の健康状態に合わせて医師や栄養士に相談することをおすすめします。
パセリの過剰摂取による影響と注意点
パセリは健康に多大な利益をもたらすことができますが、全てのものと同じく、適量が大切です。
パセリに含まれる成分アピオールは、過剰摂取すると子宮収縮や皮膚反応を引き起こす可能性があります。
特に妊婦やアレルギーを持つ人は注意が必要です。
また、パセリはビタミンKを豊富に含むため、抗凝固剤を服用している人は医師と相談することが推奨されます。
パセリの摂取による可能性のある副作用と注意点
パセリは健康に対して多くの利点を持つ一方で、適切な量を超えて摂取した場合、一部の人には副作用が現れることがあります。
特に、パセリに含まれるオキサラ酸が多量に摂取されると、腎結石のリスクが上がることが指摘されています。
また、アレルギー反応を引き起こす可能性もありますので、これらのリスクを考慮し、摂取量に注意することが重要です。
パセリと合わせると美味しい料理
パセリを使用した簡単で栄養満点のサラダレシピ
パセリはその爽やかな風味と鮮やかな色でサラダに最適なハーブです。
特に、トマト、きゅうり、玉ねぎを細かく切り、大量のパセリを加えた「タブレ」はヘルシーで栄養満点の一品です。
さらにレモンジュースとオリーブオイルで味付けをすれば、ビタミンCと良質な脂質を同時に摂取することができます。
イタリアンパセリを使った人気の料理
パセリはイタリア料理でもよく使われます。
特に、ニンニクとパセリとレモンの皮を刻んでオリーブオイルとフードプロセッサーにかけ、パスタや魚料理にかける「グレモラータ」は簡単に作れて、パセリの香りが際立つ一品です。
また、パセリを主成分にした「ペストソース」はパスタやピザのソースとして幅広く活用できます。
パセリの効果的な保存法
フレッシュさを長持ちさせるコツ
フレッシュなパセリはその香りと風味が特徴ですが、保存が難しい面もあります。
パセリの茎を水につけ、ガラス瓶に入れて冷蔵庫で保存する方法が効果的です。
また、洗って水気をよく取ったパセリをキッチンペーパーで包み、ジップロックに入れて冷蔵保存する方法もあります。
この方法では、約一週間フレッシュな状態を保つことが可能です。
乾燥パセリ:効果的な保存法と使用時のコツ
フレッシュパセリを乾燥させることで、より長期間保存できます。
天日干しやオーブンでゆっくりと乾燥させると良いでしょう。
乾燥パセリは、フレッシュ時より香りが強くなるため、料理に少量加えるだけで豊かな風味を引き立てます。
ただし、乾燥させるとビタミンCは失われやすいので、栄養価を考慮する場合は注意が必要です。
便利なパセリの冷凍保存方法
パセリを細かく刻んでから冷凍すると、調理時に便利に使えます。
一度に大量に刻んで、小分けにして冷凍保存すると良いでしょう。
また、刻んだパセリをオリーブオイルと混ぜてアイスキューブトレイに入れ、これを冷凍するという方法もあります。
調理時にそのまま料理に加えるだけで、パセリの風味とオリーブオイルの旨味を一度に楽しむことができます。
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