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ごみを減らす工夫あれこれ

公開日: 更新日:2024.01.09
ごみを減らす工夫あれこれ

家庭でできるゴミを減らす工夫として、基本は再利用・リサイクル・資源の有効活用です。再利用可能な製品を選ぶ、不必要な包装を避ける、使い捨てではなく再利用可能なアイテムを使用することで、廃棄物の量を大幅に削減できます。

ゴミを減らすことは環境に優しい生活の実践につながります。具体的な方法をご紹介していきます。

家庭でできるごみ削減: 食材の活用方法とアイデア

食材の余りを活用する工夫

家庭で発生する食品ロス。その削減のためには食材の余りを無駄にせず、美味しく活用しましょう。 まず、野菜や果物の皮や種、肉の骨などをスープやストックに使って栄養価を最大限に引き出しましょう。さらに、熟した果物はスムージーやジャムに、パンの耳やクラッカーの破片はパン粉に再利用できます。また、冷蔵庫の残り物を使った一品料理も効果的です。
食材を無駄なく消費するために、週間の献立を立てることもお勧めします。
 

不要な包装資源の削減

日本では、1人あたり年間約200キログラムのプラスチックごみが発生していますが、食品関連の包装が大きな割合を占めています。 不要な包装資源の削減には、エコバッグや自分の容器を持参して買い物に行くことが効果的です。また、市販の調味料や洗剤を詰め替え用の容器に入れ替えることで、さらに包装ごみを削減できます。また、包装の少ない商品を選ぶことも意識しましょう。
 

使い捨て製品の代替品

使い捨て製品は環境に悪影響を及ぼすだけでなく、家計にも負担をかけています。例えば使い捨てのラップやアルミホイルの代わりに、シリコン製のフードラップやボウルカバーを使うことで、繰り返し使用が可能になります。また、ペーパータオルの代わりに、布製のキッチンタオルを使って拭くことも効果的です。このような簡単な取り組みで、環境負荷を軽減し、家計を節約できます。  
 

エコバッグ活用術: プラスチックごみを減らすコツ

   

レジ袋をエコバッグに置き換え

レジ袋は、日本で年間約450億枚が消費され、環境負荷の大きな原因となっています。石油から作られるプラスチック製のレジ袋は、分解されるまでに数百年を要するため、エコバッグへの置き換えが求められています。エコバッグを利用することで、一度の買い物で平均約0.1キログラムのプラスチックごみ削減が期待できます。  

複数用途のエコバッグ選び

エコバッグは、どのようなシーンでも使えるように、複数用途に対応したデザインや素材を選ぶことが重要です。例えば、綿や麻製のものは通気性が良く、食品の買い物に適しています。また、ナイロン製のエコバッグは軽量で水に強いため、雨の日やスポーツ用品の収納に便利です。さらに、コンパクトに折りたためるタイプは持ち運びに便利で、急な買い物時にも役立ちます。  

エコバッグの持ち歩き習慣化

エコバッグの効果を最大限に発揮するためには、持ち歩きを習慣化することが大切です。エコバッグをカバンや車の中に常備し、買い物時に忘れずに持って行くようにしましょう。エコバッグの持ち歩きを習慣化することで、レジ袋の使用を減らし、地球環境に貢献できます。  
 

リユース可能な日用品: エコフレンドリーな選び方

使い捨てアイテムのリサイクル素材選択

使い捨てアイテムを選ぶ際には、リサイクル素材を優先して選択しましょう。例えば、紙製品ではFSC認証がついているものや、再生紙を使用した製品を選ぶことが、森林資源の保護に繋がります。また、プラスチック製品の場合は、リサイクルプラスチックを使用したものや、バイオプラスチック製品を選ぶことで、石油資源の節約や環境負荷の軽減が期待できます。  

資源の回収と再利用

日本では、ごみの約23%がリサイクルされていますが、さらなるリサイクル率の向上が求められています。資源の回収と再利用のためには、家庭での分別収集が重要です。各自治体の指示に従って、プラスチック、紙、ガラス、アルミなどを適切に分別しましょう。また、不用品をリサイクルショップやリユースマーケットに持ち込むことで、資源の有効活用が可能です。  

リユース製品の家庭での活用

リユース製品の活用は、持続可能な社会への一歩となります。まず、購入する際にリユースやリサイクルされた素材を使用した製品を選択しましょう。例えば、ペットボトル製のポリエステルを使用した衣料品や、リユースされた木材で作られた家具などがあります。 また、自宅でのリユースも効果的です。使い捨ての容器や瓶を再利用して収納やディスプレイに活用したり、古い衣類をクロスやエコバッグにリメイクすることもおすすめです。これらの取り組みにより、地球資源の保護に貢献できます。
 
 

コンポスト活用: 自宅での生ごみリサイクル法

家庭で発生する生ごみは、全体の約30%を占めるとされています。生ごみを適切に処理することで、家庭内のごみの量を大幅に削減できます。 まず、生ごみを他のごみと分別し、適切な処理方法を選びましょう。生ごみの中でも、野菜くずや果物の皮、茶がらなどは、コンポストでリサイクルすることが可能です。
 

コンポストの設置と管理方法

コンポストを設置する際には、通気性が良く、水はけの良い場所を選びましょう。また、生ごみを入れる際には、細かく刻んでから投入すると、分解がスムーズに進みます。コンポスト内は、定期的にかき混ぜて通気性を保ち、適切な湿度を維持しましょう。さらに、コンポストには、病気や害虫の発生を防ぐために、肉類や魚類、油分の多い食材は避けることが重要です。  

肥料としての再利用

コンポストで分解された生ごみは、有機質豊富な肥料として再利用できます。この肥料は、野菜や果物の栽培に適した栄養素が豊富で、化学肥料に頼らずに、自然な方法で植物を育てることができます。また、土壌改良剤としても利用でき、土壌の保水性や通気性を向上させることができます。自宅の庭やプランターで野菜や花を育てる際に、コンポスト肥料を活用することで、環境に優しい生活を実現できます。  
 

デジタル化で紙ごみ削減: 電子書籍やオンラインサービスの活用

電子書籍で紙の消費を抑える

電子書籍の利用は、紙の消費を抑える効果的な方法です。紙の製造には大量の水と木材が必要であり、環境負荷が大きいためです。電子書籍を利用することで、1冊の紙の本に必要な約2.5キログラムの木材を節約できます。また、電子書籍は、持ち運びや収納に便利であることから、生活の利便性も向上します。  

オンラインサービスで資料を管理

オンラインサービスを利用して、資料の管理を行うことで、紙の使用量を削減できます。 例えば、クラウドストレージやオンラインドキュメントサービスを使って、データを保存し、共有することができます。これにより、紙の資料の印刷やコピーが不要になり、環境負荷を軽減できます。また、オンラインでの資料管理は、情報の整理や検索が容易になり、効率的な業務遂行にも寄与します。
 

紙の代替となるデジタルツールの活用

紙の使用量を削減するために、デジタルツールを活用しましょう。 例えば、デジタルペンを使って、メモやスケッチを行うことができます。これにより、紙のメモ帳や付箋の消費を抑えることができます。また、電子カレンダーやスケジュール管理アプリの利用により、紙の手帳やカレンダーを使わなくても、予定の管理が行えます。
さらに、電子署名やモバイル決済の普及により、紙の領収書や契約書などもデジタル化されています。これらのデジタルツールを活用することで、環境負荷を軽減し、効率的な生活を実現できます。
 
 

ゼロウェイストライフスタイル: できるだけごみを出さない生活を目指す方法

生活スタイルの見直しと工夫

ゼロウェイストライフスタイルを目指すためには、まず生活スタイルの見直しが必要です。ショッピング時には、必要なものだけを買い、過剰な消費を抑えるようにしましょう。また、食材の選び方や調理方法、保存方法にも工夫が求められます。例えば、無駄のない食材の量り売りや、使い切りサイズの商品を選ぶことで、ごみの量を減らすことができます。  

不要なプラスチック製品の排除

プラスチック製品は、環境に悪影響を与えることが多いため、ゼロウェイストライフスタイルでは不要なものを排除しましょう。例えば、使い捨てのプラスチック製品を避け、代わりに持ち運び可能なコップや容器を使用することが効果的です。また、家庭でのプラスチック製品の利用も見直し、代替品を選ぶことが重要です。  

持続可能な資源を活用する生活

ゼロウェイストライフスタイルでは、持続可能な資源を活用することが推奨されます。例えば、再生可能エネルギー(太陽光や風力など)を使用することで、環境への影響を最小限に抑えることができます。また、自家製の化学物質を含まない洗剤や、再利用可能な布製品(タオルやエコバッグなど)を使用することで、環境負荷を軽減し、ごみを減らすことができます。これらの取り組みを通じて、持続可能な生活を実現しましょう。  
 

クリーンアップ活動: 地域と協力してごみを減らす取り組み

   

地域のクリーンアップ活動参加

地域のクリーンアップ活動に参加することは、環境保護とコミュニティのつながりを強化する効果的な方法です。地域の清掃活動では年間で数トンのごみが回収され、環境負荷の軽減に貢献しています。また、地域住民が一緒に活動に取り組むことで、環境意識の向上だけでなく、互いの交流を深めることができます。  

ごみの回収と分別の啓発

正しいごみの回収と分別方法を広めることは、リサイクルの効率化や資源の有効活用に繋がります。啓発活動として、地域住民向けのごみ分別講座やチラシの配布などが効果的です。また、学校や公共施設での分別指導も重要で、これによりごみの分別率が50%以上向上することが報告されています。  

地域協力で資源のリサイクル促進

地域協力を通じて資源のリサイクルを促進する取り組みも重要です。例えば、地域住民や企業が協力してペットボトルキャップの回収を行い、これをリサイクルして製品に再生させる取り組みがあります。また、地域のリサイクルショップやフリーマーケットの開催も、リユース文化の醸成や資源の有効活用に繋がります。これらの取り組みを通じて、年間数百トンの資源がリサイクルされ、環境保護に貢献できます。  
 
【参考:ロスゼロブログ】
資源を有効活用!アップサイクルとリサイクル
手作りできる!生ごみ処理機の作り方と使い方ガイド

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この記事を書いた人

村上

サステナブルライターとして、SDGsや生活の知恵を発信しています。育児をしながら、子どもと一緒に地球に優しい生活を目指し中。趣味は料理と美術館巡り。

監修者

文 美月

株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は運動と長風呂。